みなさまこんばんは。
今日は、噺の種で掛ける『富久』のことを。。。
暮れの噺。
どうしても『芝浜』『文七元結』の影に隠れがちですが、展開が一番ドラマチック!!
志ん生師匠と文楽師匠(先代)の十八番で、古今亭型と文楽師の型があります。
文楽師匠は、噺を練り上げて練り上げて、高座に掛けるタイプだったそうで…
『富久』をネタ出ししたものの、
「まだ出来ていない」
と、違う噺を掛けてしまったり、休んでしまったり……
評論家から「富休だ」、と言われていたそうです。
先代小さんが文楽一門だったこともあり、柳家の師匠方は文楽師型が多いようですが…
アタシは古今亭型。
馬生師匠(先代)のが好きで馬生師の型を教えて頂きました。
好きな理由は…12/5の噺の種のご挨拶で。
(うちの師匠も文楽師の型ですが、馬生師匠みたいにやりたいのだそうです)
たいこ持ち久蔵が富の札を買う場面。
そこから、物語が始まります。
市楽拝
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