今回は『井戸の茶碗』を。
志ん生師匠が講談『細川の茶碗屋敷』を落語に持ってきて、
ですがアタシは今は亡き柳朝師匠(五代目)の型で。
一朝師匠の師匠、一之輔兄さんの大師匠、と言ったらわかりいいで
その柳朝師の『井戸の茶碗』はざっかけなさが魅力で笑いも豊富。
さん喬師匠、一朝師匠、扇遊師匠、
古今亭型と柳朝師型では、噺の流れは同じですが、噺の雰囲気そのものが違っています。イメージとしては古今亭型がいい話、柳朝師型はたのしい話という感じです。
当時は噺に振り回され手も足も出ませんでしたが、
ネタおろしをして一度お蔵入りした後、引っ張り出した際に45分のところを30分にまとめて、現在の形に仕上げました。
やはり柳朝師型がアタシには合っていたのかもしれません。
柳朝師と言えば、前座の頃に孫弟子の正太郎くんが『道具や』
「兄さん、大師匠が「買わずに行かれるのを小便って言うんだよ」
「わー、柳家では絶対ダメな奴だよー。柳朝師匠それは…」
後日、『柳家小さん全集』
柳朝師匠、申し訳ございませんでした!
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