披露目後。一本立ちの意味。

2018は自分で仕事を作る。

2019は真打昇進披露興行に向けて、予行練習の意味での少し大きな落語会を開催する。

そして2020の真打昇進披露興行は、現状を把握するための機会ととらえ、アタシの名前でお客様がどれくらいいらして下さるかを確認する。

こんな目標を立てて進んで参りました。

特に披露興行では、師匠のお客様や事務所に頼ったり、無理な営業をかけたり、興行でたまにみかける、無料でチケットを配ったり…そんな事を一切せずに「素」を把握するつもりで挑戦しました。

将来、トリを取らせて貰えた時の予行練習として、その時と近い条件でチャレンジしたかったんです。なので、条件は厳しければ厳しいほど良いのかなと。流石にコロナの影響は大打撃でしたが(苦笑)

結果を出すのはこれからです。数年後の寄席。他の真打の師匠方と同じ土俵でどれだけ結果を出せるか。

真打昇進の披露目はあくまでも通過点。そして演出の仕方は噺家によって様々。盛大にしたい人、あっさりしたい人。当人の意向次第ですし、決まりはありません。アタシはアタシらしく、厳かに、儀式として執り行えたのかなと思っています。

大事なのは披露目の後。

誰かの名前や集団、披露目という特殊状況ではなく、アタシ単品での集客を確認する良い機会でした。

おかげさまで、色々な事が見え、これからの課題もはっきりしました。

引き続き、ここから数年はアタシ1人の会でどれだけ楽しんで頂けるか、を課題に精進して参ります。

ゲストや顔付けに頼れば楽なんですけどね。

噺家としてのアタシ自身の出番は数年後から、と設定しています。焦らずじっくり頑張ります。

先は長いですなぁ。。。