※こちらの記事は玉屋柳勢の二ツ目時代のメルマガです。
今日は、真打に向けて噺を仕込み・磨いていく勉強会「噺の種」のご案内です。
第6回は「景清」を初演します。
「景清」は目が見えなくなってしまった職人が主人公の噺。昭和の名人、黒門町こと八代目桂文楽師匠の十八番のネタ。と言っても、アタシのやる「景清』は黒門町の型ではありません。
盲目の男の元に嫁いだ女性の献身、そして取って置きのサゲ…。
アタシは三代目なんですが、先代の柳亭市楽は、将来有望な若手でした。晩年目が見えなくなり、野垂れ死に同然の亡くなり方だったそうです。
悔しかったでしょう。辛かったでしょう。世の中を恨み、神も仏もないと思ったことでしょう。
そんな先代の思いを胸に、アタシなりに高座を勤めたいと思います。
ちなみに先代の持ちネタは「宗論」「堪忍袋」「かんしゃく」だったようです。みんなアタシのやらないのばかり…。
まだご予約を受け付けております!どうぞよろしくお願い致します。
2019年2月16日投稿